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トップページ » 南極望遠鏡:ワークショップ(2015/11/18-19)

南極望遠鏡
WS「南極で切り開くテラヘルツ天文学」

●開催趣旨

   南極は、極めて優れた観測条件を持つことから、主に赤外線から電波に とって地上最高の観測拠点として、世界中から注目を集めている。 日本においても、筑波大学を中心とする南極天文コンソーシアムが、南極の内陸部に口径10mの望遠鏡をつくり、 テラヘルツによる観測を推進する計画を進めている。 南極における天文学は、10mテラヘルツ望遠鏡にとどまらず、さらに大きな可能性を持っている。 南極天文コンソーシアムでは、10m望遠鏡を発展させた30m級の大口径テラヘルツ望遠鏡計画という TMT以後の次期大型計画についても検討を開始している。 本研究会では、南極でのテラヘルツ観測によって切り開くことができる新たなサイエンスについて議論する。 テラヘルツ観測は電波観測と赤外観測をつなぐ周波数帯でもあり、電波関係者に加え他波長の研究者や理論家も含め、 広い視野からその可能性を検討したい。 本研究会によって、南極天文学のもつ可能性を多くの研究者で共有し、大口径テラヘルツ望遠鏡という 将来計画への準備を開始することを目標とする。 この研究会は、国立天文台研究集会経費によってサポートされています。  

●日時

   2015年11月18日(水)13:30 ~ 19日(木)18:00

●場所

   国立天文台(三鷹) 大セミナー室

●講演内容

     プログラム
     ・講演プレゼン資料
      中井直正(筑波大学)  ”南極大型望遠鏡計画,遠方銀河の広域掃天観測の感度” (pdf)
      新田冬夢(筑波大学)  ”超電導共振器を用いた広視野電波カメラの開発” (pdf)
      小嶋崇文(国立天文台) ”テラヘルツ帯ヘテロダイン受信機の開発研究” (pdf)
      市川 隆(東北大学)  ”南極中口径赤外望遠鏡” (pdf)
      相川祐理(筑波大学)  ”星間化学におけるテラヘルツ単一鏡観測の役割” (pdf)
      渡邊祥正(東京大学)  ”テラヘルツ帯における星間物質とその観測” (pdf)
      高野秀路(日本大学)  ”Observations of atoms and molecules from the Antarcti” (pdf)
      瀬田益道(関西学院大学)”中性炭素原子輝線CIで探る星間物質” (pdf)
      齋藤正雄(国立天文台) ”銀河系外縁部の低金属量分子雲と星形成” (pdf)
      塚越 崇(茨城大学)  ”南極テラヘルツ望遠鏡で探る星惑星系形成過程とその展望” (pdf)
      田村陽一(東京大学)  ”Deep extragalactic survey with Tsukuba 10m THz telescope” (pdf)
      竹内 努(名古屋大学) ”Atomic Gas, Molecular Gas, and Dust in Galaxy Evolution” (pdf)
      森 正夫(筑波大学)  ”南極テラヘルツ望遠鏡と銀河形成・進化シミュレーション” (pdf)
      金田英宏(名古屋大学) ”SPICAの現状と目指すサイエンス” (pdf)
      芝井 広(大阪大学)  ”気球搭載遠赤外線干渉計と南極天文学への応用” (pdf)
      松尾 宏(国立天文台) ”テラヘルツ干渉計:南極からスペースへ -超高角度分解能テラヘルツ天文学の幕開け-” (pdf)
      川邊良平(国立天文台) ”LST(Large Submillimeter Telescope)計画” (pdf)
      本間希樹(国立天文台) ”ミリ波サブミリ波VLBIの現状と将来” (pdf)

●世話人

    久野成夫(筑波大)、中井直正(筑波大)、瀬田益道(関西学院大)、 関本裕太郎(国立天文台)、徂徠和夫(北海道大)、成瀬雅人(埼玉大)、 土居明広(宇宙研)、宮岡 宏(国立極地研)